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インタビュー

コクヨ×キャスター業務提携の裏側、スペシャルインタビュー

コクヨ×キャスター業務提携の裏側、スペシャルインタビュー

2024年3月18日、キャスターはコクヨ株式会社との業務提携を発表しました。これに伴いコクヨグループでBPO事業を提供しているコクヨアンドパートナーズ株式会社を通じて、新しいオンライン型ビジネスコンシェルジュサービス「オンラインコンシェルジュ」の提供を開始することを発表しています。
今回は、このプロジェクトを推進するコクヨ株式会社 経営企画本部 イノベーションセンター センター長の野底 土南ニ・一 様、同じくイノベーションセンター 副センター長の三浦 洋介様、そして、コクヨアンドパートナーズ株式会社の山崎 篤様の3名にお話を伺いました。

コクヨグループの目指す方向と一致したことが業務提携の後押しに

ーまずは、今回の提携の経緯を教えてください

野底 土南ニ・一 様(以下、野底様):信頼する友人からキャスター代表の中川さんを紹介してもらったのが最初のきっかけでした。中川さんと話していく中で、キャスターはとても面白い会社だと思うようになりました。ビジネスモデルが、アナログとデジタルを掛け合わせて分散処理をしているような仕組みを作っているということや、フルリモートワークでどこでも働けるという利点を活かして、月に2,000名以上の採用応募があるところなど、正直驚きましたね。

海外展開も含めて我々が着手していきたいことを先駆けてやっていたことも、ご一緒していく上でポイントとなりました。

三浦 洋介様:コクヨのグループ会社、コクヨアンドパートナーズではリアル(現地)で優秀な人材を配置することで価値提供をしてきましたが、経営会議の場では、モデル変革していこう、人も大切だがそこに依存するのではなくDXも必要、という話をずっとしていました。そんなタイミングだったので、キャスターさんのビジネスモデルは素晴らしく綺麗にできあがっていて、キラキラして見えました。会社の考え方や方向性がこのタイミングで一致したのも、業務提携の後押しになったと思います。

コクヨ×キャスター業務提携

ープロジェクトを進めて行く中で感じた印象はありますか?

野底様:キャスターさんは誠実な人柄の方ばかりで、コクヨの社風に近いものを感じています。真摯な対応をしてくださる印象です。あとはとにかく対応スピードが速いですね、全てにおいて。

キャスターさんはフルリモートワークの会社なので、このプロジェクトもほぼリモートで進んでいきましたが、最初にリアルでお会いできたのはお互いの理解を深める上ではよかったです。やっぱり1度も会わないのは少し不安ですから。(笑)

リアルとオンラインの融合で対応領域が拡大!
ノンコア業務を全て巻き取れる体制を構築していく

ー今後のBPOの可能性についてはどう見ていらっしゃいますか?
また、キャスターと業務提携をすることでどんなことができそうでしょうか?

野底様:少子高齢化も含めて人口動態は2030年のティッピングポイントに向けて減っていきますよね。

そのときに働き手の問題が確実に出てくるので、何をやる、何をやらない、と決断するのが大事な時期になると思います。やることはたくさんあるんですけど、やらないことを先に決めないとやるべきことができない、といったような取捨選択が強いられる状況が起こっていくと思ってます。

現時点でも、すでに働き手は不足してきている認識だったんですが、(リモートワークで全国から人を集められれば)中川さんはそんなことないって話だったので、リアルとオンラインを融合することで働き手を確保し、定型業務(ノンコア業務)を中心に「オンラインコンシェルジュ」が業務を巻き取ることで、クライアントに本来の業務に集中いただけるようなサポートができるのではないかと考えています。

また、私たちの視点でいうと、BtoBtoC、またはBtoBtoWのようなビジネスモデルで、コクヨがいて、クライアントがいて、その先にワーカーさん(働き手)が存在しています。市場の変化に合わせて直接ワーカーさんとコンタクトできるようになるというのは大きなメリットだと思っています。

コクヨ×キャスター業務提携

山崎 篤様:コクヨアンドパートナーズとしては、総務業務を中心にサポートさせていただいていますが、今後は対応できる幅を広げて会社に存在しているノンコア業務全てを巻き取れるようにしたいと考えています。

しかしそれは自分たちだけではできないので、キャスターさんがいてくださることで対応できるようになるのは嬉しいですね。例として、経理・人事・マーケティングなどの領域はクライアントからご相談いただいてもお受けするのが難しかったのが今後は対応できるようになっていきます。

しかもそれがオンラインで構築され、個人に依存した属人的な形ではなく、チームで対応するので品質が高いのも大切な要素だと思っています。

コクヨとコクヨアンドパートナーズでも顧客の層やニーズが異なるので、「オンラインコンシェルジュ」を通じて今まで以上にクライアントのお役に立ちたいですね。また、新規顧客の拡大にも寄与するのではないかと思っています。

ーBPO領域でリアルとオンラインを上手く組み合わせることで、多くの可能性が広がることがわかりました!お話いただき、ありがとうございました!

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