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日本三大秘境の椎葉村とキャスターが、リモートワーク推進に関する協定をクラウドサインで締結〜椎葉村への移住希望者にキャスターが働き口を提供〜

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リモートワークの普及を目指す株式会社キャスター(本社:宮崎県西都市、代表取締役 中川祥太、以下、キャスター)は、2020年10月19日に調印式を実施し、宮崎県椎葉村(村長:椎葉晃充、以下、椎葉村)とリモートワーク推進に関する協定を弁護士ドットコム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 内田陽介)が提供するWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」により締結いたしました。

​■協定の背景と目的

社会の劇的な変化やリモートワークの普及により、働き方や暮らし方、住まいへの価値観が変化し、地方移住への関心が高まってきています。
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の調査によると、東京圏在住者(20~59歳)の49.8%が「地方暮らし」に関心を持っています。
その一方で、50.8%の方が地方圏へ移住する際に「働き口が見つからないこと」に不安や懸念を感じています。(※1)

リモートワークを推進しているキャスターでは、働き手がどこに住んでいても仕事を提供することができ、地方移住の足かせとなっている「働き口」に対する不安を払拭できると考え、椎葉村と協定を結ぶことといたしました。

本協定は、キャスターと椎葉村がそれぞれの技術や知見を最大限に活用し、椎葉村光ファイバーネットワーク環境を活用したリモートワーク推進事業において相互に協力し、地域の課題解決と地域社会の発展に寄与することを目的としています。

※1 参照元:
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/ijuu_chousa_houkokusho_0515.pdf

協定内容

以下に掲げる項目の調査・実証・検証に関して連携および協力いたします。

(1)デジタル人材の育成に関すること
(2)リモートワーク分野の地域課題解決に関すること
(3)情報発信の充実強化に関すること
(4)その他、相互に連携及び協力が必要と認められる事項に関すること

具体的な取り組みとして、まず、椎葉村にキャスターの拠点「キャスタースクエア椎葉村」を設置し、椎葉村への移住者に仕事の提供を予定しております。
椎葉村移住者に働き口を提供することで、「いつか移住したい」という理想を現実的なものとし、椎葉村の活性化を支援してまいります。
また、椎葉村との取り組みをモデルケースとして、地方でのさらなるリモートワーク普及を推進していきます。

これまでの椎葉村とキャスターの取り組み

2019年11月、6人のキャスターメンバーが1週間、椎葉村でワーケーションを体験いたしました。
(プレスリリース:https://caster.co.jp/2219

椎葉村で村の方々と交流を図りながら、ワーケーションしたメンバーが感じた、椎葉村とワーケーションの魅力として、以下のようなことが上げられました。

椎葉村の魅力
●夜が長く、本来の人間らしい生活を送れた。
●鳥のさえずりで起床し、満点の星空の下で眠れた。
●マイナスイオンをたっぷり浴び、癒しを最大限に感じた。
●自然に囲まれ、仕事の邪魔になるものや雑音がなく集中でき、生産性向上につながった。
●椎葉村は心身のリラックスと仕事への集中、双方を叶えるワーケーションに最適な場所。
●ほど良い距離感で接してくれる住人の方々が居心地よかった。
●日本三大秘境でも問題なくネットワークがつながり、業務に全く支障が無かった
●椎葉村に新しくできた施設『katerie(カテリエ)』(※2)には、オープンな空間だけでなく、個室もあり使いやすそうと感じた。

※2 椎葉村交流拠点施設『katerie(カテリエ)』公式ホームページ:https://katerie.jp/

ワーケーションの魅力
●リモートワーカーになってからは家で仕事をすることが多かったので、外出する機会が減っていたが、ワーケーションは仕事と旅行がセットになっているため、久しぶりに旅行する機会になった。
●「リモートワークならどこでも働ける」と頭では分かっていたものの、この機会があったことで、現実的に好きな場所で働き続けられるのだということが分かり、将来へのイメージが明確になった。
●名前すら聞いたことのなかった土地の存在を知り、その場所について調べ、実際に文化や人に触れるという経験は、普段、旅をしない生活の中、刺激的でとても楽しかった。
●経理を担当しているため、普段は家以外で仕事をしづらいが、セキュリティが確保された環境で快適に仕事ができた。

椎葉村 黒木保隆副村長 コメント

日本三大秘境と呼ばれる椎葉村は、先祖代々から、神楽や民謡などが脈々と受け継がれています。また、九州山地のほぼ中央に位置しており、四季折々の雄大な大自然に囲まれ、椎葉に住む誰もが、スローライフ・スローフードを楽しみながら生活をしています。

しかしながら、過疎化・少子高齢化が進み本村の人口は減少しており、村内の各地域を持続させていくためにも現在の人口を維持していくことが喫緊の課題となっており、第2次総合戦略では移住者、UIJターン者の増加を目標に掲げております。
その取り組みとして、リモートワークの推進をしていく中、ワーケーション促進事業を令和元年度から地域おこし協力隊の上野(現在、合同会社ミミスマス代表)が取り組み、株式会社キャスター様との繋がりを持つことができました。

今回、その繋がりから株式会社キャスター様と連携協定を結ぶ運びとなり、リモートワークの推進によるUIJターンの増加に期待をしています。
また、これまで本村での企業立地は高い壁がありましたが、リモートワークを主とした企業を誘致できたことで、山間部における企業立地の新しい形が作れたことをうれしく思います。
これを機に、リモートワーク並びにワーケーション推進地として全国の方々に認識していただけるよう株式会社キャスター様と連携し、取り組みを充実させてまいります。

キャスター 代表取締役 中川祥太 コメント

リモートワークが普及してきたことにより、移住やワーケーション促進などで都心からリモートワーカーを受け入れようとする地方自治体の動きが増えてきました。しかしながら、「働く場所」「住む場所」「豊かな自然」だけでは、人を呼び込むことは難しいのが実情です。椎葉村は、当社の取締役も村の人や伝統に魅せられ、何度も訪れる素晴らしい場所です。この椎葉の地で新たな事業展開を進めていくことを考え、今回、協定を締結させていただくことになりました。椎葉村の労働人口増加のためにも当社が支援できることに全力を尽くさせていただき、椎葉村とキャスターで新しい地方創生の形を作ってまいりたいと思います。

今回の協定は、キャスターが通常利用しているWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」により締結いたしました。椎葉村が電子契約を活用するのは、今回が初となります。政府が推進する官公庁・地方自治体のデジタル化に期待するとともに、今後もキャスターが椎葉村と連携することで、椎葉村のDX推進にも寄与してまいりたいと考えております。

椎葉村について
宮崎県椎葉村は、九州中央山地の真ん中、村としては九州最大の面積となる人口約2,600人の広くて小さな村です。広大な敷地が10の地区に分かれ、点在して助け合いながら暮らしています。各地に残る昔ながらの原風景から日本のブータンとも呼ばれ、三大秘境のひとつとされている村です。最古の循環型農法の焼畑や狩猟、神様に舞いを捧げる夜神楽といった伝統文化を今も継承し、人と人の繋がりや神様への感謝を欠かさず、自然の力を活かす暮らしかたが、世界農業遺産への登録や「日本で最も美しい村」連合への加盟につながっています。鉄道も高速道路もないものの、最寄り空港から車で約2時間というアクセスはそれほど悪くなく、全戸光ファイバー完備と通信インフラも整備されています。昔と今の良いところをうまく組み合わせ、秘境という環境も逆手にとりながらたくましく生きていく姿が、「生きる力」を求める都市部の人たちを中心に、注目を集めています。

<椎葉村概要>
所在地   :宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1762番地1
村長    :椎葉晃充
URL    :http://www.vill.shiiba.miyazaki.jp/

クラウドサインについて( https://www.cloudsign.jp/ )
「クラウドサイン」は、「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をパソコンだけで完結できるWeb完結型クラウド契約サービスです。全てがクラウド上で完結するため、契約締結のスピード化とコスト削減を実現します。電子契約機能には、「いつ・誰が・どの契約に合意したか」を証明する厳格な電子署名とタイムスタンプを付与しています。リモートワークの環境下においても契約書の証拠力を担保しながら、事業活動に重要となる円滑な契約業務を可能にします。2015年のサービス提供以来導入社数10万社を突破した、シェア80%超の業界No.1(※)のサービスです。


・電子署名法2条1項に定める電子署名を用いる電子契約サービスにおいて、有償・無償を含む発注者側ベースでの利用登録社数(2020年3月末時点、東京商工リサーチ調べ)
・ITR「ITR Market View:ECサイト構築/CMS/SMS送信サービス/電子契約サービス市場 2020」電子契約サービス市場 累計導入社数ランキング1位(初期出荷から2020年3月末までの累計導入社数)

<弁護士ドットコム株式会社概要>
会社名   :弁護士ドットコム株式会社
本社所在地 :東京都港区六本木4-1-4
代表者   :代表取締役社長 内田 陽介
設立    :2005年7月
事業内容  :「専門家をもっと身近に」を理念として、人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「BUSINESS  LAWYERS」「税理士ドットコム」、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供。
URL    :https://corporate.bengo4.com

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